子どもの脳の発達に効果的な感性的教育ってなに?

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子育ての中で,「感性豊かな子ども」という言葉をよく聞きませんか?幼稚園・保育園や小学校の教育理念や教育目標で見ることもありますし,親自身,自分の子どもを感性豊かな子どもに育てたい,と願うこともあるかもしれません。でも,この「感性」って,なんとなくは分かるけど,感性って何でしょうか?どうすれば感性が豊かになるでしょうか?ここでは,脳の発達に効果的な,感性的教育についてまとめてみます。

1 感性とは?

いきなり難しい題目となってしまいましたが,「感性」をうまく説明できますか?感性という言葉の意味は,例えば広辞苑によれば,「外界の刺激に応じて感覚・知覚を生ずる感覚器官の感受性」と定義されています。なんだか分かりづらいですね。簡単に言うと,『ものに対する感じ方』でしょうか。
例として,文部科学省の学習指導要領(言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】)によれば,「感性・情緒は,事象との関わりや他者との人間関係,所属する文化の中で感じたことを言葉にしたり,心のこもった言葉を交流したりすることによって一層育まれていくものである。そのような豊かな感性・情緒を通して,良好な人間関係を築くことにもつながる。」とあります。
これは言語に関することについて述べられていますが,言語一つをとっても,それにより,子どもの心の受け止め方は様々ではありますが,結果的に感性を育むことにつながるのでしょう。


2 感性的教育とは?

子どもが感性を育むために,どのような教育を行えばよいでしょうか。それでは次に,感性を育むための教育について、簡単にまとめてみます。

(1)心でどう感じるかを考える

ものに対して感じるのは心ですね。芸術や風景,言葉など,さまざまな「もの」に対してどう感じるかを考えると,例えば感動や感嘆,驚き,喜びなど,心を動かされることが,感性教育においてはとても大切であると思います。学校教育においても,感性教育の一環として美術,音楽などへの取組みが挙げられており,すばらしい作品に触れることによって,感性が育まれるでしょう。
なお「心を動かされる」対象については,必ずしも明るいイメージのものとは限りません。例えば,戦争の悲惨さを訴える映画やドキュメント,写真などを見たり聞いたりすることで,そういった歴史を学ぶとともに,悲惨な歴史を繰り返してはならないこと,平和を守っていかなければならないことを,自分自身で感じ取りながら,情感を高め,感性にも良い方向で影響を受けることにもなるでしょう。

(2)全ての感覚で感じる

感性を育むために必要な感覚は,美術,音楽などを鑑賞するような,つまり,「見る・聴く」だけではありません。触ったり、味わったり、香りをかいだりなど、全ての感覚で感じることが、感性に響くことにつながります。
例えば森林浴を挙げると、すがすがしい緑、水、空気など、目で見て、空気を肌で感じて、森林の香りを楽しむ、といったように、いろんな感覚で自然を感じ取ることができますよね。ものを感じ取るためには、あらゆる感覚が有効であるといえます。

(3)経験・体験する

感覚で感じるだけではなく、自らが経験・体験することも、感性を育むために有効です。
音楽を聴くだけでなく、演奏してみる。陶芸や工作なども、材質や工具に触れ、あるいは操作するなど、ものの感覚を感じ取ることができるだけでなく、指を細かく動かすため、脳の発達にとても有効です。

3 まとめ

いかがでしたか?感性を育むには、いろいろな方法があり、身近なところで実践できそうです。
ぜひお子さんと一緒に、いろんな経験・体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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