偏差値だけが基準じゃない。学校選びのポイント6選(高校編)

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学校のイメージ

中学校まで公立校に通っていたお子さんにとって高校受験は「初めての受験」です。
今まで地域の学校に言われるまま通っていればよかったのに、いきなり志望校を決めなさいと言われれば、戸惑ってしまうのも当然です。
学校選びなんてしたことのないお子さんが大半なので、選ぶ基準が分かりません。

そこで、模擬試験などでお子さんの偏差値を基準に、その偏差値で行ける範囲で志望校を決めることが大半かと思います。

ですが偏差値だけで志望校を絞る必要があるのは、ぎりぎりで大丈夫です。
高校受験の場合、勉強のコツを覚えるのに戸惑っていた生徒たちが後半で一斉に学力を上げ始めるため、3年夏休みごろまでの偏差値はあまり役に立たないケースが多く見られます。

ここでは、偏差値基準ではない、高校の選び方についてご紹介します。

校風や雰囲気を学校選びの基準とする

どこも似たり寄ったりな公立中学校に比べ、公立私立入り乱れた高校は学校ごとにかなり特徴があります。
学校選びを偏差値基準だけで考えていると、本当に自分に合った高校を見落としてしまいます。

校風が一目でわかるのは、通っている生徒を見ることです。

たとえばその高校が繁華街にあるのか、閑静な住宅街にあるのか、駅から近いのか、自転車通学が多いのか、という立地の違いだけでも、志望してくる生徒の雰囲気に違いが出ます。
できれば平日、放課後の学校の近くを見に行けると良いでしょう。
下校した生徒たちが制服を着たままどんなふうに放課後を過ごそうとしているかを見ると、説明会では見られなかった学校の空気が分かってきます。

また、学校側も自分の高校の「特徴」を作るため、推薦でそれを意識した生徒の集め方をします。

高校を選ぶ際には必ず、学校説明会や見学会などに足を運び、実際の生徒たちを見て雰囲気をつかむことが重要です。

 

部活動を基準にする

高校での部活動を楽しみにしているお子さんの場合、どの学校にどんな部活動があるか、実際にどんな活動をしているのかを学校選びの基準と考え、調べても良いでしょう。

部活動紹介のページにある部活が、実際には廃部寸前で入学してみるとなくなっていた、などということもあります。
部活だと思って入ってみると、予算の付かない同好会だったというケースもあります。

また、高校の方針で文化系部活動に力を入れていなかったり、運動系部活は推薦の生徒ばかりだったり、ということもあります。
部活動が盛んそうだから、という理由だけで選ばず、中身にも目を配っておきましょう。

 

学科で学校を選んでみる

特にやりたいこともないまま学校選びをすると、なんとなく普通科を選んでしまいがちですが、高校には様々な専門科があります。
最近増えてきたのが、総合学科です。

総合学科では、普通科目と専門科目の中から自分で科目を選択し、必要な単位数を修得すると卒業できます。大学の単位を思い出してもらえばわかりやすいかと思います。
授業はクラスごとではなく、学科ごとになるため、専門学科の選択が始まるとクラス単位での活動は希薄になっていきます。
特に勉強したい専門学科のない生徒や大学進学を視野に入れている生徒は、そのまま普通科と同じカリキュラムを自分で組むこともできます。
自由である分、お子さんによってかなり向き不向きの分かれる学科です。

 

通学時間や通学コースを検討する

通学時間や通学コースはかなり重要で、これを学校選びのひとつ基準と考えてよいでしょう。
通学時間が長いとそれだけ、お子さんの自由な時間は減ります。
また、基本的に学校が嫌いなお子さんの場合、学校までの距離だけでうんざりしてしまって行きたくなくなってしまいがちです。

通学コースについても、途中の駅に繁華街が多いと、ついつい放課後遊びに出かけたりもするでしょう。
また、乗り継ぎが多いのも考えものです。

学校見学に行って「行くのが大変だったけど、まあ、これくらいなら」などと侮ってはいけません。通うのはたまにではなく、毎日です。
大人ならそれほど気にならない距離であっても、高校生にとってはきついかもしれません。
特に女の子の場合、あまり早朝の通学や、帰宅時間が遅くなってしまうのも、ご心配でしょう。

保護者会や学校行事等で保護者が学校に行くことや、地震などの災害があったときに、帰宅の手段があるのか、親が迎えに行けるのか、なども考慮しましょう。

塾の言いなりにはならない

全部の塾がそうではありませんが、大手のチェーン塾や、塾激戦地の個人塾などの中には「●●高校××名合格」の実績を作りたいと考えている経営者もいます。
そのため、お子さんの偏差値で攻められるところの受験を薦めてくるかもしれません。

塾の提示する学校選びの基準に、安易に乗らないようにしてください。

意欲的なお子さんの場合、偏差値の高いところに行くことが一番いいと考えているお子さんもいます。
ですが、ぎりぎりの成績で入ったとしても入学後、授業についていけるかどうかは別問題です。

校風などが気に入っているのなら、高い目標を掲げるのは良いことですが、偏差値や名門だからという理由だけで選ぶ必要はありません。

 

友だちの志望校云々で決めない

お子さんの中には、仲の良い〇〇さんと同じ高校に行きたい、××先輩が部活にいるからそこへ行きたい、という理由で志望校を決めようとするお子さんもいます。

ただでさえ受験勉強で忙しいのに、あちこち学校見学に行くのが面倒くさいから、学校選びの基準なんて考えてもわからないから、知っているところで済まそうと考えるお子さんもいます。
どこでもいいから、せめて知っている人のいるところ、なんていうかなり消極的なお子さんも。

けれど、これは言うまでもなく間違いです。
学校見学に行きたがらないなら、せめて多くの高校が一つの会場に集まる、高校の合同説明会にお子さんを連れ出してください。
気になったパンフレットを何校分かもらって帰ってくるだけでも、お子さんの中に「自分の進路を決めるんだ、自分の中に譲れない基準を作ろう」という自覚が芽生えるかもしれません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
高校3年間はあっという間ですが、密度の濃い時間です。
思春期真っただ中で、様々な問題も起こりやすい時期です。
偏差値だけを基準とせず、お子さんにあった学校選びができると良いですね。



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