家族でプロジェクトをやってみよう!おすすめの3ステップ

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親が子どものために環境を作る

子どもは成長の過程で様々なことを学び,経験を得ていきますが,自分で一つのプロジェクトに関する計画を立て,それをやり遂げさせることは,子ども自身の主体性を育てることにつながり,また将来へ向けた貴重な経験ともなるでしょう。親からすれば,子どもに計画や実行を任せるというのは何かと心配や不安がつきまとうかもしれないですよね。そこで,家庭でも取り組めて,いざという時には大人がフォローすることもできる,子どもによるプロジェクト実践の事例を,3つのステップに分けてご紹介します。

1 レジャースポットの遊び計画

家族旅行,あるいは日帰りドライブに行く場合の,全体あるいは一部の計画を立ててみましょう!例えばテーマパークに行くことになったとき,まずはパーク内での活動にプロジェクトを限定してみましょう。ここで大切なのは,遊ぶことだけを考えるのではなく,家族全員の行動を考慮に入れて,一日の過ごし方を計画するということです。事前に,テーマパークの地図やアトラクション情報などを,ホームページやガイドブックなどで手に入れておきましょう。

まず最初に,このプロジェクトの目的と,子どもが取り組む内容,注意点について説明します。プロジェクトの目的とは,計画を立てること,実行すること,振り返ること。これを家族(=チーム)でするということが大切です。そのリーダーが子どもです。

  1. パーク内で遊びたいアトラクションを選ぶ(家族全員の希望を聞く)
  2. 食事やおやつをする場所,おみやげ,休憩場所,トイレ,救護室などの確認をする
  3. 回る順番を決め,何時ごろに休憩するかも目安をつけておく

以上を,家族の意見を踏まえて決めるのですが,子どもにとっては不慣れな計画でもあり,なるべく見守ってあげながら,スムーズに決定できるよう促してあげるといいでしょう。
当日は,予定外のハプニングが起きることもありますので,ある程度は子どもの進行に任せ,時々にアドバイスをするといいでしょう。プロジェクトの大切な点は振り返りです。計画から実行まで,どういうところがうまくいったのか,あるいはできなかったのかを,会話で振り返りましょう。しかし忘れないうちに振り返りをしたいところですが,遊んだ帰りは疲れて眠ってしまうかもしれませんので,振り返りは次の日ぐらいがいいかもしれませんね。


2 年末大掃除プロジェクト

年末には大掃除をするご家庭も多いと思います。そこで,年末大掃除プロジェクトをやってみましょう!レジャースポットでの計画と違うところは,家族それぞれに役割があるということです。子どもが積極的に関わることで,掃除もスムーズにいくのではないでしょうか?では順に,進め方を見てみましょう。(全員が参加しますから,家族会議を開くのもオススメです)

  1. 日にち,時間を決める
    家の規模や状況,人数や家族の都合などを踏まえて,日にちや時間を決めましょう。
  2. 掃除の箇所・種類分けを行う
    床や窓,キッチンや風呂など場所を一覧化し,雑巾がけやデッキブラシ洗いなど掃除の種類ごとで分けていきましょう。
  3. 担当を決める
    掃除の難易度などを考慮して,掃除内容や範囲の担当を決めていきましょう。
    高い場所や強い洗剤を使うなど,子どもが避けるべき内容は大人が担当しましょう。
  4. 準備物を一覧化する
    掃除の内容によって,どのような道具などが要るのかを掃除箇所一覧に加えていきましょう。家に在庫がない場合は,買い物リストを作成しましょう。
  5. 大掃除当日
    子どもに担当と内容を指示してもらい,家族全員が大掃除に参加です!
  6. 後片付け
    道具の片付けやゴミ捨てをして,気持ちよく終わりましょう。

3 わが家の課題と解決プロジェクト

さて,最後のステップは,ご家庭の課題解決のプロジェクトです。
楽しいイベントの計画は積極的に取り組みやすいのですが,課題を解決しようという計画や取組みは,仕事と同じように,概して難しいことが多いでしょう。しかしながら,課題を解決するという試みは,子どもにとってこれからの学習や学校生活においてもよい経験となると思われますので,ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

  1. 家族会議を開き,わが家の課題を拾い出す
    テーマを「わが家の課題」とする場合,自分自身が課題と感じていることでも構いませんが,家族にとっての課題も挙げます。つまり,本人には課題と感じていなくても,家族が困っているなら,課題と定義します。例えば,パパのタバコがけむたいので辞めてほしい,という意見が多ければ,課題とします。(パパにとっては辛いかもしれませんが…)なるべく一人の課題に偏らせず,また,課題は誰かに起因するものだけではないということなどに注意しましょう。課題は,紙に書きだしたり,付せんを使って並べるなどの方法で一覧化します。
  2. 課題の原因を探る
    列挙した課題については,その原因を考えてみます。なぜ課題なのか?課題を挙げた場合,それをすぐに解決しようとしがちですが,原因を探ることが大切です。
  3. 解決へ向けた方策を検討する
    課題の原因をはっきりさせたら,課題を解決するための方策を検討しましょう。例えば,2階の北側の部屋が寒い,という課題について,原因は「陽が当たらない」「暖房器具がない」「扉に隙間ができているため廊下の冷気が入りやすい」ということであれば,解決策は,「暖房器具を購入」「隙間をふさぐテープを付ける」といった具合となります。
  4. 取組目標を立てる
    課題を解決する方策を,実際に実現させるための目標を立てます。目標は,無理のない内容で,途中であきらめたり続かなくならないようなものにしましょう。例えば,パパ目標「体重5kg減」の場合,1ヶ月達成は難しいので,半年達成に設定するとか,週2回ジョギングするなど,取り組みやすく三日坊主にならないものにしましょう。
  5. 定期的に家族会議を開き,進捗状況を確認する
    設定した目標については,定期的に家族会議を開いて,状況を確認しましょう。取組みに問題が生じている場合は,そのつど見直しをすることも考えてみましょう。全体の進め方は子どもに任せますが,必要なアドバイスをしてあげましょう。

いかがでしたか?子どもにとってプロジェクトにチャレンジするというのは,アクティブ・ラーニングの一つでもあることから,子どもにとってとても貴重な経験にもなると思われます。また,ご家庭においても,子どもが積極的に家のことに関わるということは,将来自分が自活していくためのトレーニングにもなり,良い成長の機会とも言えるでしょう。慣れないことでもありますので,適度にアドバイスしながら,うまく進めることができたら,ほめることも大切です。ぜひ,子どもプロジェクト,子どもと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。



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