自己成長

偏差値だけが基準じゃない。学校選びのポイント6選(高校編)

学校のイメージ

中学校まで公立校に通っていたお子さんにとって高校受験は「初めての受験」です。
今まで地域の学校に言われるまま通っていればよかったのに、いきなり志望校を決めなさいと言われれば、戸惑ってしまうのも当然です。
学校選びなんてしたことのないお子さんが大半なので、選ぶ基準が分かりません。

そこで、模擬試験などでお子さんの偏差値を基準に、その偏差値で行ける範囲で志望校を決めることが大半かと思います。

ですが偏差値だけで志望校を絞る必要があるのは、ぎりぎりで大丈夫です。
高校受験の場合、勉強のコツを覚えるのに戸惑っていた生徒たちが後半で一斉に学力を上げ始めるため、3年夏休みごろまでの偏差値はあまり役に立たないケースが多く見られます。

ここでは、偏差値基準ではない、高校の選び方についてご紹介します。

校風や雰囲気を学校選びの基準とする

どこも似たり寄ったりな公立中学校に比べ、公立私立入り乱れた高校は学校ごとにかなり特徴があります。
学校選びを偏差値基準だけで考えていると、本当に自分に合った高校を見落としてしまいます。

校風が一目でわかるのは、通っている生徒を見ることです。

たとえばその高校が繁華街にあるのか、閑静な住宅街にあるのか、駅から近いのか、自転車通学が多いのか、という立地の違いだけでも、志望してくる生徒の雰囲気に違いが出ます。
できれば平日、放課後の学校の近くを見に行けると良いでしょう。
下校した生徒たちが制服を着たままどんなふうに放課後を過ごそうとしているかを見ると、説明会では見られなかった学校の空気が分かってきます。

また、学校側も自分の高校の「特徴」を作るため、推薦でそれを意識した生徒の集め方をします。

高校を選ぶ際には必ず、学校説明会や見学会などに足を運び、実際の生徒たちを見て雰囲気をつかむことが重要です。

 

部活動を基準にする

高校での部活動を楽しみにしているお子さんの場合、どの学校にどんな部活動があるか、実際にどんな活動をしているのかを学校選びの基準と考え、調べても良いでしょう。

部活動紹介のページにある部活が、実際には廃部寸前で入学してみるとなくなっていた、などということもあります。
部活だと思って入ってみると、予算の付かない同好会だったというケースもあります。

また、高校の方針で文化系部活動に力を入れていなかったり、運動系部活は推薦の生徒ばかりだったり、ということもあります。
部活動が盛んそうだから、という理由だけで選ばず、中身にも目を配っておきましょう。

 

学科で学校を選んでみる

特にやりたいこともないまま学校選びをすると、なんとなく普通科を選んでしまいがちですが、高校には様々な専門科があります。
最近増えてきたのが、総合学科です。

総合学科では、普通科目と専門科目の中から自分で科目を選択し、必要な単位数を修得すると卒業できます。大学の単位を思い出してもらえばわかりやすいかと思います。
授業はクラスごとではなく、学科ごとになるため、専門学科の選択が始まるとクラス単位での活動は希薄になっていきます。
特に勉強したい専門学科のない生徒や大学進学を視野に入れている生徒は、そのまま普通科と同じカリキュラムを自分で組むこともできます。
自由である分、お子さんによってかなり向き不向きの分かれる学科です。

 

通学時間や通学コースを検討する

通学時間や通学コースはかなり重要で、これを学校選びのひとつ基準と考えてよいでしょう。
通学時間が長いとそれだけ、お子さんの自由な時間は減ります。
また、基本的に学校が嫌いなお子さんの場合、学校までの距離だけでうんざりしてしまって行きたくなくなってしまいがちです。

通学コースについても、途中の駅に繁華街が多いと、ついつい放課後遊びに出かけたりもするでしょう。
また、乗り継ぎが多いのも考えものです。

学校見学に行って「行くのが大変だったけど、まあ、これくらいなら」などと侮ってはいけません。通うのはたまにではなく、毎日です。
大人ならそれほど気にならない距離であっても、高校生にとってはきついかもしれません。
特に女の子の場合、あまり早朝の通学や、帰宅時間が遅くなってしまうのも、ご心配でしょう。

保護者会や学校行事等で保護者が学校に行くことや、地震などの災害があったときに、帰宅の手段があるのか、親が迎えに行けるのか、なども考慮しましょう。

塾の言いなりにはならない

全部の塾がそうではありませんが、大手のチェーン塾や、塾激戦地の個人塾などの中には「●●高校××名合格」の実績を作りたいと考えている経営者もいます。
そのため、お子さんの偏差値で攻められるところの受験を薦めてくるかもしれません。

塾の提示する学校選びの基準に、安易に乗らないようにしてください。

意欲的なお子さんの場合、偏差値の高いところに行くことが一番いいと考えているお子さんもいます。
ですが、ぎりぎりの成績で入ったとしても入学後、授業についていけるかどうかは別問題です。

校風などが気に入っているのなら、高い目標を掲げるのは良いことですが、偏差値や名門だからという理由だけで選ぶ必要はありません。

 

友だちの志望校云々で決めない

お子さんの中には、仲の良い〇〇さんと同じ高校に行きたい、××先輩が部活にいるからそこへ行きたい、という理由で志望校を決めようとするお子さんもいます。

ただでさえ受験勉強で忙しいのに、あちこち学校見学に行くのが面倒くさいから、学校選びの基準なんて考えてもわからないから、知っているところで済まそうと考えるお子さんもいます。
どこでもいいから、せめて知っている人のいるところ、なんていうかなり消極的なお子さんも。

けれど、これは言うまでもなく間違いです。
学校見学に行きたがらないなら、せめて多くの高校が一つの会場に集まる、高校の合同説明会にお子さんを連れ出してください。
気になったパンフレットを何校分かもらって帰ってくるだけでも、お子さんの中に「自分の進路を決めるんだ、自分の中に譲れない基準を作ろう」という自覚が芽生えるかもしれません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
高校3年間はあっという間ですが、密度の濃い時間です。
思春期真っただ中で、様々な問題も起こりやすい時期です。
偏差値だけを基準とせず、お子さんにあった学校選びができると良いですね。



「できるだけ」叱らない育児

親が子どものために環境を作る

教育評論家であり、尾木ママという愛称で知られる尾木直樹氏が一時期、様々なメディアで推奨していた「叱らない育児」の有用性はよく言われています。
もともとは、叱らない、というよりも「褒める」ことに主眼を置くもので、頭ごなしに叱らず、子供の自主性や意欲を尊重する考え方です。

ですが「叱らない」という部分だけが独り歩きしてしまい、わがままな子になってしまうのではないか、単なる放置ではないかという否定意見も根強くあります。

叱らずに済むならそのほうが、親子双方にとって良いに決まっています。

そこで、もう少しゆるく「できるだけ」叱らないようにする工夫や、心構え、叱らない代わりにどう注意すべきかなどをご紹介します。

「叱る」と「怒る」の違い

まずは単純に、叱らないのではなく、怒らない育児を目指してみてはどうでしょうか。

「叱る」と「怒る」は違います。
叱るは、あくまで相手のことを考えて注意をする延長にあり、怒るは、相手の行動で自分の感情を爆発させるものです。

育児は疲れます。
子供にはイライラさせられるし、何度言っても聞かないし、突発的にとんでもないことをするし。
ついつい、感情を爆発させてしまうお母さんやお父さんも多いと思います。
「子供を持つまで、自分がこんなにも怒りっぽいとは知らなかった」
という人が、大勢います。

迷惑をかけられている周囲に対するアピールとして、子供を怒って見せることもあるでしょう。

まずはそれをやめ、あくまで注意の延長線上にある「叱る」だけにするだけでも、効果はあります。

敏感な子供の中には、親の怒っているときと叱っているときで、態度を変える子さえいます。

まずは、怒らない。
怒りそうになったらぐっと我慢し、子供に対して注意をするよう心掛ける。
それだけでもだいぶ変わってきますよ。

「否定」のかわりに「肯定」を使う

かんたんに言うと「〇〇しちゃダメ!」ではなく「××しよう」と言い換えるものです。
例えば、ファミリーレストランで席を立ち歩こうとする子に対して「立っちゃダメ!」ではなく「座っていなさい」と言う。
触れてはいけない展示物などに手を伸ばした子に対して「触っちゃダメ!」ではなく「見るだけにしましょう」と注意する、などです。

子供に伝えている内容は同じですが、印象は変わり、子供の方も、頭ごなしに叱られたとは思いません。

選択肢を与える

一番言いがちな「早くしなさい」
これを言わないと、着替えないし、支度しないし、いつまでもだらだらとテレビを見て食事の席につかないし、お風呂に入らないし、寝ないし……。
子供をもって一番使うようになった言葉がこれだ、という人も多いのではないでしょうか。

あまりに頻繁に使う言葉なので、子供がすっかり慣れてしまい、言われたところで動じない、なんてことも。

これに関しては、時には選択させる方法で「早くしなさい」の代わりにする、という方法があります。

例えば、いつまでも着替えない子に「この青い服と赤い服と、どっちにする?」と聞いて選ばせる。
お古に入る支度をしない子に「お風呂が嫌なら、先に歯を磨こうか」と促す、等々。
やることは変わらないのですが、子供にある程度選択する余地を与えるのです。

命にかかわることは、叱っても怒ってもいい

道路に飛び出そうとする、他の子に手を出す、危ないものに手を伸ばす、高いところから飛び降りようとする、等々。
命にかかわることに関しては、叱っても怒っても、とにかくやめさせなければいけません。
脅してでも、させてはいけないことはあります。

危険な時にはとにかく、ダメだと言いましょう。

まとめ

子供を怒ったり叱ったりするのは、気力も体力も使います。
疲れるからほったらかしていおければいいのにと、誰もが思う時があります。
そんな時に現れた「叱らない育児」を都合よく解釈した一部の人たちが、しかるべき時でも子供を放置するような育児方法をとったため、叱らない育児は否定派を生み出したのだと思います。

けれど、叱らないでいられれば、子供にとって良いということはなんとなくわかりますよね。
だから、せめて怒らない育児を試してみてもよいのではないでしょうか。



2歳から3歳にかけて、男の子の自主性を引き出す方法

自分から片付けをする男の子のイメージ

子供が2歳を迎えるころに誰もが経験する“イヤイヤ期”はわが子の成長において両親が経験する一つの壁といっても過言ではありません。何を言い聞かせても子供は素直に聞き入れることが無く、親の予測ができない行動や発言に日々、苛まれて気持ちが滅入ってしまう方も多いと思います。ただ、この期間も長く続くわけではなく、その先にある子供の表現力豊かな行動や、自己主張など多種多様な感性に繋がっているので、あまり考え込まずに乗り切りたいものです。この時期に子供の自主性を引き出すにはどうしたら良いか。考えてみました。

イヤイヤ期、自身との向き合い方

イヤイヤ期に関する心構えは端的に言うと、とにかく「イライラしない」に尽きます。
まずは子供の反応に「まるで自分自身が否定をされているような気分」に陥らないよう心がけます。子供には辛抱強くわかりやすい説明を繰り返し、時間がかかっても親身に接して、それでもだめなら一定の時間をおいてクールダウン、再チャレンジという流れのルーティンだったとします。

その流れの中でマイナス要素にばかり目が向いてしまいがちな場合もあります。「どうしてうまくいかないんだろう」「自分ばかり苦しんでいるのではないか」など。そのため日々、成長をし続ける子供小さな変化にも目を向けて、新しいことに挑戦する姿に「すごいね!」「やったね!」と背中を押すような言葉をかけることを心がけたいですね。子供に「自分にもできる」という気持ちを持たせつつ、「もっと、うまくできるかも」という希望を感じさせるような態度で接し、その先の自主性につなげてゆきます。

 

両親に求められる動機づけと共感力

3歳を迎える頃になると体力もつきはじめ、成長も目覚ましい時期に突入します。そして、いわゆる反抗期のはじまりです。保育園に通っている子では新年度を迎えると自主性を主眼としたプログラムが増え、急に大人っぽく見えてしまうこともあります。でも、子供はそんな急な変化に対応できないケースがほとんどです。例えば、お片付けもそのひとつです。子供は気の向くままにおもちゃで遊んで、元の場所へ戻さずに放置しておくと次に遊ぶタイミングで「見つからない!」と怒り出すことがあります。この時「片付けないからだよ!」と正論で返してもまったく効果がなく、そればかりか逆切れの可能性もあります。この時が“動機付け”のチャンスです。

「おもちゃで遊んだ後は元の場所へ戻す。すると次に遊ぶときも探す手間が省けてすぐに遊べる」というプラス要素を繰り返し教えます。同時に「片付いているとおもちゃを見つけやすいでしょ」という共感を促しながら、子供の自主性につなげます。“いまの行動が良い結果につながり、自分も周りも嬉しい”というサイクルを感じられるまで多少時間を要するかもしれませんが、親自身の共感力でそれを誘発し、自分自身も一緒に成長していることを意識できるとなお良いですね。

 

まとめ

この時期は両親やお友達の真似をしたがる年頃でもありますので自分自身の行動にもよく注意しておく必要があります。苛立ってつい乱暴な言葉を口走ったり、暴力的な行動に走ってしまうのは厳禁です。必ず子供はそれを見て真似をします。どうせ大人の真似をしてもらうのなら、普段から「パパはこんなことできるよ」など、さりげなくアピールし、子供の興味を引き出します。自主性を促すだけでなく、親自身の行動も大切な要素だと日々感じるところです。



男の子のイヤイヤ期、反抗期の乗り越え方!

男の子のイメージ

子供のイヤイヤ期をやっと乗り越えたのも束の間、今度は親子にとって初めての反抗期が訪れます。特に男の子をもつママのイライラはいつも沸点手前の状態。予測のできない行動や思いもよらぬ発言に日々、手を焼いてしまう方も多いのではないでしょうか。2歳から3歳にかけて目覚ましい成長とともに駆け抜けるような毎日を送る中で少しでも有意義に、そして楽しく乗り切るにはパパの人間力が試される時なのかもしれません。

出口が見えない2歳のイライラに滅入らないために

2歳の男の子はとにかく奔放です。自分の思い通りにならないと感情的になり、一度火が着くとなかなか収まらない場面も多々あります。1歳児に比べると大人の言葉がずいぶんと理解できるようになったとは言え、子供の方から何かを伝えようとするとまだまだ言葉の拙さでコミュニケーションが不十分なことの方が多いでしょう。

子供の無理な要求に親側からの代案をいくつ用意してあげても「ダメ!」「ヤダ!」と自分の初めの意見にこだわり続けて譲らない、という押し問答が続くことも多い、大変な時期です。これを繰り返していてはさすがにこちらも参ってしまいます。気持ちが滅入らないための親の心構えを挙げてみました。

1. あらかじめ子供に選択肢をあたえる

子供が駄々をこねることを予測しあらかじめ選択肢を用意しておく方法です。
例えば着替えの時、数着の候補を用意しておき、子供に選ばせるようにします。「これじゃない!」を言わせないための策です。

2.代案で自分のプレゼン力を試す

これは仕事にも通ずるかもしれませんが自分自身のプレゼン力を試す機会ととらえて、子供に提案をします。ある種のゲーム感覚を持って、心が折れないようにしましょう。

3. たまには好きにさせてみる

余裕のある場面ではとにかく子供の自由を無制限に解放してみましょう。お互いに気持ちが楽になります。イヤイヤ期の子供は自分ではどうすることもできない、出口が見えない状態に陥ることもありますので、こちらが導いてあげられると良いですね。

 

反抗期は自己主張の連続

3歳になると言葉もしっかりしてくると同時に体力もついてきます。
男の子なら戦隊ヒーローを真似てパンチやキックなどで大人にも攻撃をしかけてきます。自己主張の連続に応えるべく親のスタンスも2歳とは少し異なります。

1.じっくり丁寧に言って聞かせる

2歳の時も理解力が増した分、子供の目線になって分かりやすい言葉で注意します。もし叩かれた場合「そんなことしたら痛いよ」「された方は悲しい気持ちになるよ」「自分もされたらいやでしょ」など。子供の聞く力を養うためにも繰り返し行います。

2. わがままにはユーモアで応戦

付き合いきれない子供のわがままにはパパのユーモアで切り抜けましょう。子供の要求が通らなくて険悪な雰囲気になった時などに変顔や面白い動きなどで煮詰まった子供の気持ちをそらします。

3. 瞬間的判断はゲームの要素で

3歳の行動力と瞬発力には驚かされます。日々、成長する子供にこちらもゲーム性を持って付き合う場面があっても良いのではないでしょうか。この時期特有の瞬間的な子供の動きに反応する面白さを感じましょう。

まとめ

より良い毎日を送ることの尊さを感じること。実際は目の前のタスクをこなすことにばかりに集中しがちですが、気持ちにゆとりのない時こそユーモアを持って育児疲れを回避し、子供との良好なコミュニケーションを維持するというのが理想ではないでしょうか。特に男の子の場合、パパが助け舟を出すことが状況を打破するために不可欠な要素なのです。



【体験記】保育園で見出した男の子の強み

保育園に子供をあずける親としては園での集団生活に子供が適応できているかは常に気になるところです。家ではわがままを言い放題でとにかく手を焼かせる子供も、いざ登園してみると先生やお友達の前では一人前によそ行きの顔を見せたり、思わずこちらも拍子抜けしてしまいます。
送り迎えの折りに先生からのお話しを聞き、普段の様子をたずねたり、連絡帳を通じて報告を受けたりなど。日々の成長を感じる出来事はあれど、やはり他のお子さんと比べてしまうこともありますね。保育園での集団生活を通じて子供自身の強みを見つける方法を考えてみました。

 

集団生活は自分自身を見つめ直す最良の機会

保育園で同じクラスのお子さんを見て、ついついわが子と見比べてしまうことがあります。特に3歳児クラスになると自主性を促すために、様々な決まりごとが増え、慣れるまでに時間がかかることもあります。子供の性格や兄弟の有無も起因すると思いますが「できる/できない」の差が明確になりやすいのはたしかです。しかし、クラスメイトも誕生月によっては最大で約11ヵ月の開きがあることを考えると、親は長い目で子供を見て自主性を根付かせるための期間だと認識できるでしょう。
他の子と比べてもあまり意味はなく、ましてや「〇〇君はできてるよ」などの言葉は効果を得られることが少ないどころか、子供自身にネガティブな感情を抱かせる可能性もあります。競争相手としてのクラスメイトも視界には入れつつ、やはり最後は「人は人、自分は自分」。“できたこと”を褒めながら次の課題に移行する姿勢を見せ、子供を認めてあげることで自分を発揮することができるのです。

2~3歳時期の子供の好奇心は成長に比例して目覚ましいものがあります。とにかく大人のしぐさを観察し真似てみたり、テレビでみたワンシーンやフレーズを覚えていたり、驚かされることばかり。この時期に大切なのは「何ができるか」より「何に興味があるか」を数多く見つけてあげることかもれしません。持続して子供が打ち込める遊びを見つけることができたら、新しい観点で遊びを提案するなど、変化する子供の多様性を見出せるようになると良いですね。

 

子供の強み、自分の強み

 

統計によると父親が子育てに携わる時間はとにかく短いようで、家事の時間を除いても週平均で60分未満ともいわれています。この数字を見ても分かるように“子供と接する時間が短いがために発生するヒューマンエラー”が発生する可能性が高くなることも十分に考えられます。
子育てや家事に参加したくてもやり方が分からない。たまに参加しても戦力外の扱いを受ける、などの悩みもよく耳にします。

育児に関しても「ママの方がいい」など辛辣な言葉に傷つく父親も多いはずです。まずは子供の好きな遊びや食べ物、仲の良いお友達などを毎日の生活の中でリサーチして子供を理解しておきたいものです。可能であれば登園やお迎えのタイミングで先生にお話しを伺うことも良いですが、どうしても母親の方が話しやすい雰囲気を感じることもあるので、連絡ノートを活用することもおすすめです。

子育てに行き詰った時、同じ境遇の友人や自分の両親に相談をすることはメンタル面での強いサポートになります。特に共感を得やすい相手には何でも話せて安心感が得られます。“誰に相談するかで自ずと答えが決まる”とよく言いますが、子育てに関してなら「友人は共感。両親は俯瞰」という視点の違いがあります。

今の自分の苦労に共感してもらえるのはやはりパパ友、ママ友などの存在ですが、気兼ねなく話せる両親は特にありがたいものです。愚痴も洗いざらい話すと「お前が小さい時もそうだった」という言葉が返ってくることがあります。思わず「自分も同じ苦労をかけたのか」と申し訳ない気持ちになります。この「現在の苦労は自分だけのものではない」という俯瞰的な観点が両親の子育て経験から学び取れる最大のメリットかもしれません。

自分自身のルーツを知ることで気付く子供と自分の共通点。子供の強みを発見するプロセスが実は「親が自分自身の強みや特性に改めて目を向ける機会」と捉えると子育てがもっと多面的に見えてくるはずです。

 

まとめ

ある日、登園の折に数人の男の子がふざけて教室を飛び出していきました。
それを見かねた一人のお母さんが「誰が一番早く帰って来れるかな?よーい、ドン!」と声を上げました。すると子供は踵を返して教室にまっしぐら。私は思わず「…これだ」と呟いてしまいました。保育園は様々な友達と接する場でもあり、掃除に様々な大人に接する場でもあるのです。



子どもの強みの見つけ方

子育ての中で,うちの子どもは何が得意なんだろう?とか、何を学ばせたらいいのか?といった悩みは経験があるかと思いますが、子どもの強みをどう見つけていけばいいでしょうか?単にテストの成績がいいから学習面が強い、とは一概に言えず、同じ学習においても記憶力だったり文章理解だったりとさまざまな分野の能力があるはずであり、学習面一つとっても、強みを見つけることは難しいでしょう。ここでは、子どもの強みの見つけ方について、まとめてみます。

1 いろんな場面で見つけよう

親が目に見えてわかるのは、一緒に生活しているときがほとんどだと思います。つまり基本的な家庭生活の中で子どもの特性や強みなどを見出すことが、一番自分にとっても分かりやすいでしょう。
家にいて、一緒に宿題に取り組んだり、公園などアウトドアで遊んだり体験したりする中で、子どもとともに過ごしていると、子どもの強みを見出す機会が増えるでしょう。
しかし一方で、学校でどのように生活しているのかは、学習参観や学校開放などといったイベント以外では、なかなか状況がつかみにくいでしょう。
学校や外での活動の中で子どもの強みを見出すためには、本人からそのような活動の場での出来事や子ども自身の気持ちなどを、ゆっくりと話し合うことをおすすめします。
筆者は、夕食やお風呂に一緒に入っているときに、よく話を聞くようにしています。


2 必ずしも得意=強みではない

子どもの強みを見出そうと考えると、どうしても、子どもが得意なことに目が向きがちです。
もちろん、子どもが得意なことは、子ども自身にとって強みでもある場合が多いと思いますが、それだけが強みだけでないのです。つまり、隠れた強みがある場合があるということです。例えば、子どもはサッカークラブに所属しているけれど、なかなかうまくプレイできない場合。実は個人技能よりも、チームの個々人の能力をよくわかっていて、司令塔としての力がとてもあるかもしれません。

3 弱みではなく、実は強みであることも?

先に述べたように、得意なことが強みであるとみられがちですが、実は、弱みとして思われることが実は強みである場合もあります。
例えば、何を始めるにしても慎重にしてしまって、なかなか他の子のペースで動けない場合。集団行動においては心配な面ととられがちですが、慎重=丁寧、確実性においてはメリットとなる場合もあります。

4 具体的な見つけ方

(1)子どものいいところをたくさん挙げてみよう
いつもはガミガミと言ってしまうかもしれませんが、たまにはこういう取り組みも大切です。子どもの「いいところ」を、ブレーンストーミングのように、次々と挙げてみましょう。細かなことでも構いません。親が具合が悪い時に心配して声をかけてくれる、弟や妹を大切にしてくれている、ご飯を残さず食べてくれる…何でも構いません。その中から、強みはきっとみつかるはずです。
また、気づいた「いいところ」を、ぜひ子どもにも伝えてあげましょう。子どももそれを自覚できるし、自己肯定感も向上します。

(2)子どもとのコミュニケーションをたくさんとろう
子どもの色んな姿をみるためにも、毎日の忙しい時間の合間を見ながら、ぜひ子どもとのコミュニケーションを積極的に取りましょう。子どもが中学生、高校生となっていくにつれ、親子の会話が少なくなるかもしれませんが、将来の子どもの進学や就職といった大きな変化に対し、親子でうまく対応するためにも、子どもとのコミュニケーションをとることは大切です。

(3)夫婦で話し合ってみよう
母親、父親の見方・考え方はそれぞれ違うものです。一つの出来事に対しても異なる場合があります。夫婦で話し合う時間をとり、子どもについてどんどんと話し合ってみましょう。
決して相手に任せきりにしないことがとても大切です。

3 まとめ

いかがでしたか?子どもの強みを見つけることは、意外と難しくはないんです。子どもの可能性を広げることにもつながると思いますので、自分のお子さんの「強み」、ぜひ見つけてみてください。



子どもの自主性を尊重する育て方 実践

親が子どものために環境を作る

子どもの成長に従って、自分でできることが増えていきますが、そこには、子ども自身が自主性を持つことがとても大切です。なんでも親が言わなければ動かない、言うことも聞かない、といった悩みは、親が抱えがちなことでもあります。子どもが自主性を持って、自分から動くようになれることが望ましいことだと思います。では、子どもの自主性を育てるためにはどのような工夫をすればいいでしょうか。ここでは、子どもの自主性を尊重する育て方について,実践的なものをいくつかご紹介します。

1 考え方

まず、自主性を尊重する育て方とは、どのように考えればいいでしょうか。

(1)頭ごなしに否定しない
子どもの意見や考え方、やり方に対して、「頭ごなしに否定しない」ということです。子どもがよく考えずに行動することもありますが、何か理由があっての行動だったということももちろんあります。最初から頭ごなしに子どもの行動などを否定しては、子ども自身の考えが否定されたとも感じ、子どものやる気がそがれたり、自分で考えることをやめてしまうことも。

(2)子どもに意見を尋ねる
親が先に手を出してしまうのではなく、始める前に子どもの意見を尋ねてみましょう。意見を問われることで、自分で考える機会が与えられたことや、自分の意見が尊重されているという気持ちが無意識に生まれ、自信にもつながっていきます。

(3)子どもの考えを認める
子どもの意見や行動について、先ほど書いたようにいきなり頭ごなしに否定はせず、まずは考えたことについて認めましょう。認める、というのは、考えをすべて肯定するということではなく、「あなたはこう考えたんだね」と、本人の考えであることを相手は理解したのだ、ということを伝えることです。そのうえで、もし良くない行動であった場合は、そのことは良くなかった、と伝えます。まずは認めることが、自己肯定につながります。

(4)やりがい、達成感を感じさせる
子どもにさせてみることは大切ですが、せっかく子どもにさせてみるなら、目標を設定したり、成果が見えやすいなど、やりがいや達成感を感じられる工夫をしてみましょう。例えば料理でも、苦手な野菜を使った料理が完成したら、おいしさもアップするはずです。


2 実際にやってみよう! −実践編−

それでは、子どもの自主性を育てられるような取り組み方について、実践編と題していくつかご紹介します。

(1)夏野菜を育てようプロジェクト
夏休みの期間を利用して、トマトやゴーヤ、きゅうり、ナスなどを栽培してみましょう。小学校でも朝顔栽培をしたり、理科授業で植物の成長を学ぶので、実体験にもなります。種まきから収穫までが比較的短期間で、野菜の成長も分かりやすく、また栽培も難しくないので、取り掛かりやすいのがメリットです。さらに、自分で収穫した野菜は一段とおいしく感じられるはずです。

(2)普段の生活サイクルでの実践
毎日行うことといえば、朝起きて顔を洗ったり、着替えたり、歯を磨いたり、あるいは宿題をするといった、ある程度決まった繰り返しとなることがありますが、あらかじめ、自分自身の生活サイクルを自分で決めさせてみましょう。
特に宿題などは面倒くさがってしまいがちですが、時間を見ながら、早めに取り掛かることで自由時間がとりやすいことや、遊び優先だとどうしても宿題の時間が無くなる、あるいは寝る時間が遅くなってしまうといったデメリットがあることを親子で話し合い、自分でスケジューリングさせてみましょう。
もちろん、一つ一つが自主的に実践できたことについては、できたことを認めてあげることが大切です。

(3)イベントへの参加
長期休暇や休みの日に地域で行われるイベントなど、情報誌や行政だよりなどから情報収集して、どれに参加したいかなどを子どもに選ばせてみましょう。
中にはキャンプや地引網といった体験型もたくさんあり、自分で決めて参加したイベントで学ぶことはたくさんあるはずです。

3 まとめ

いかがでしたか?子どもにとって親がしてあげられること、子どもにさせてあげたほうがいいこと、様々にありますが、子どもの自主性を育てることができることは、ぜひ進んで取り組んでみてはいかがでしょうか。



子どもの脳の発達に効果的な感性的教育ってなに?

子育ての中で,「感性豊かな子ども」という言葉をよく聞きませんか?幼稚園・保育園や小学校の教育理念や教育目標で見ることもありますし,親自身,自分の子どもを感性豊かな子どもに育てたい,と願うこともあるかもしれません。でも,この「感性」って,なんとなくは分かるけど,感性って何でしょうか?どうすれば感性が豊かになるでしょうか?ここでは,脳の発達に効果的な,感性的教育についてまとめてみます。

1 感性とは?

いきなり難しい題目となってしまいましたが,「感性」をうまく説明できますか?感性という言葉の意味は,例えば広辞苑によれば,「外界の刺激に応じて感覚・知覚を生ずる感覚器官の感受性」と定義されています。なんだか分かりづらいですね。簡単に言うと,『ものに対する感じ方』でしょうか。
例として,文部科学省の学習指導要領(言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】)によれば,「感性・情緒は,事象との関わりや他者との人間関係,所属する文化の中で感じたことを言葉にしたり,心のこもった言葉を交流したりすることによって一層育まれていくものである。そのような豊かな感性・情緒を通して,良好な人間関係を築くことにもつながる。」とあります。
これは言語に関することについて述べられていますが,言語一つをとっても,それにより,子どもの心の受け止め方は様々ではありますが,結果的に感性を育むことにつながるのでしょう。


2 感性的教育とは?

子どもが感性を育むために,どのような教育を行えばよいでしょうか。それでは次に,感性を育むための教育について、簡単にまとめてみます。

(1)心でどう感じるかを考える

ものに対して感じるのは心ですね。芸術や風景,言葉など,さまざまな「もの」に対してどう感じるかを考えると,例えば感動や感嘆,驚き,喜びなど,心を動かされることが,感性教育においてはとても大切であると思います。学校教育においても,感性教育の一環として美術,音楽などへの取組みが挙げられており,すばらしい作品に触れることによって,感性が育まれるでしょう。
なお「心を動かされる」対象については,必ずしも明るいイメージのものとは限りません。例えば,戦争の悲惨さを訴える映画やドキュメント,写真などを見たり聞いたりすることで,そういった歴史を学ぶとともに,悲惨な歴史を繰り返してはならないこと,平和を守っていかなければならないことを,自分自身で感じ取りながら,情感を高め,感性にも良い方向で影響を受けることにもなるでしょう。

(2)全ての感覚で感じる

感性を育むために必要な感覚は,美術,音楽などを鑑賞するような,つまり,「見る・聴く」だけではありません。触ったり、味わったり、香りをかいだりなど、全ての感覚で感じることが、感性に響くことにつながります。
例えば森林浴を挙げると、すがすがしい緑、水、空気など、目で見て、空気を肌で感じて、森林の香りを楽しむ、といったように、いろんな感覚で自然を感じ取ることができますよね。ものを感じ取るためには、あらゆる感覚が有効であるといえます。

(3)経験・体験する

感覚で感じるだけではなく、自らが経験・体験することも、感性を育むために有効です。
音楽を聴くだけでなく、演奏してみる。陶芸や工作なども、材質や工具に触れ、あるいは操作するなど、ものの感覚を感じ取ることができるだけでなく、指を細かく動かすため、脳の発達にとても有効です。

3 まとめ

いかがでしたか?感性を育むには、いろいろな方法があり、身近なところで実践できそうです。
ぜひお子さんと一緒に、いろんな経験・体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。



わが子を国際人に!世界のコミュニケーションを学ぼう

国際化が進む現代社会においては,グローバルな人材が求められてきています。
グローバル人材とは,語学力はもちろんですが,異なる文化・慣習を理解し,そのうえにおいて適切なコミュニケーションを行う力も必要とされています。では,どのようにしてグローバルで戦うためのコミュニケーション力を身に着けるのでしょうか。
日本は島国であり,日本には独特な文化・慣習がありますが,これらの文化・慣習が,強みでもあり,一方で弱みとなる場合があります。この文化・慣習に基づいて,グローバルで戦うためのコミュニケーション力を身に着けることについてまとめてみます。

日本の文化や慣習が築いてきた中で,強みとなるのものの一つが,チームワークです。チームワークに対する考え方には,日本と海外で違いがあります。日本でのチームワークとは,皆が協力し合うこと,調和を大切にすることが重んじられます。
しかし,海外では考え方が少し異なるようです。アメリカやヨーロッパなどの多様な文化・慣習が存在する国々では,個々の価値観は尊重され,それぞれの知識・スキルは様々であり,多様性が存在するのがチームであり,そこにおいてどうやって個人の力を発揮し,利益を得るかという認識です。

しかし,だからこそ,海外においても日本的チームワークを活かすことも大切であると考えます。重要なのは,海外におけるチームワークの考え方を理解したうえで進めることです。つまり,個々の仕事は明確であることを,お互いが認識し尊重すること,また,それらをきちんと共有したうえで,協力関係を構築できればいいのではないでしょうか。


日本のチームワークについては,時に海外から称賛されることがあります。例えば災害時の復興対応におけるチームワークや,スポーツ競技におけるチーム力などです。考え方は異なっても,日本のチームワークが力を発揮することもできるのですから,自分が身に着けた強みとして活かせるものであると考えます。

次に,日本の文化や慣習において,弱みとされるものの一つに,英語力があります。
日本は古来から様々な人種が共存する社会ではなかったため,世界の共通語,国際語である英語の習得の必要性がそれほど求められてこなかったという経緯があるのも要因の一つでしょう。資料によると,TOEFLスコア(2010年)の国別ランキングでは,日本は163か国中135位,アジア内でも,30か国中27位と,かなり低い順位であることが分かります。英語力が足りなければ,グローバルの場において良好なコミュニケーションを図ることも難しく,あらゆる交渉もスムーズにはできないでしょう。

現在,国では,英語力の向上のために,高校留学の意識向上や機会の提供,英語やコミュニケーション能力の向上のための検討がなされているようですので,様々な取組みが今後なされていくものと思われます。英語力を身に着けるためには,機会を得ることもそうですが,まずは本人の意識を高く持つことが大切ですね。

いかがでしたか?グローバルで戦うために必要なコミュニケーション力を身に着けるために,日本の文化や慣習における強みや弱みをうまく活かして,ぜひグローバル人材としての成長ができるといいですね。



家族でプロジェクトをやってみよう!おすすめの3ステップ

親が子どものために環境を作る

子どもは成長の過程で様々なことを学び,経験を得ていきますが,自分で一つのプロジェクトに関する計画を立て,それをやり遂げさせることは,子ども自身の主体性を育てることにつながり,また将来へ向けた貴重な経験ともなるでしょう。親からすれば,子どもに計画や実行を任せるというのは何かと心配や不安がつきまとうかもしれないですよね。そこで,家庭でも取り組めて,いざという時には大人がフォローすることもできる,子どもによるプロジェクト実践の事例を,3つのステップに分けてご紹介します。

1 レジャースポットの遊び計画

家族旅行,あるいは日帰りドライブに行く場合の,全体あるいは一部の計画を立ててみましょう!例えばテーマパークに行くことになったとき,まずはパーク内での活動にプロジェクトを限定してみましょう。ここで大切なのは,遊ぶことだけを考えるのではなく,家族全員の行動を考慮に入れて,一日の過ごし方を計画するということです。事前に,テーマパークの地図やアトラクション情報などを,ホームページやガイドブックなどで手に入れておきましょう。

まず最初に,このプロジェクトの目的と,子どもが取り組む内容,注意点について説明します。プロジェクトの目的とは,計画を立てること,実行すること,振り返ること。これを家族(=チーム)でするということが大切です。そのリーダーが子どもです。

  1. パーク内で遊びたいアトラクションを選ぶ(家族全員の希望を聞く)
  2. 食事やおやつをする場所,おみやげ,休憩場所,トイレ,救護室などの確認をする
  3. 回る順番を決め,何時ごろに休憩するかも目安をつけておく

以上を,家族の意見を踏まえて決めるのですが,子どもにとっては不慣れな計画でもあり,なるべく見守ってあげながら,スムーズに決定できるよう促してあげるといいでしょう。
当日は,予定外のハプニングが起きることもありますので,ある程度は子どもの進行に任せ,時々にアドバイスをするといいでしょう。プロジェクトの大切な点は振り返りです。計画から実行まで,どういうところがうまくいったのか,あるいはできなかったのかを,会話で振り返りましょう。しかし忘れないうちに振り返りをしたいところですが,遊んだ帰りは疲れて眠ってしまうかもしれませんので,振り返りは次の日ぐらいがいいかもしれませんね。


2 年末大掃除プロジェクト

年末には大掃除をするご家庭も多いと思います。そこで,年末大掃除プロジェクトをやってみましょう!レジャースポットでの計画と違うところは,家族それぞれに役割があるということです。子どもが積極的に関わることで,掃除もスムーズにいくのではないでしょうか?では順に,進め方を見てみましょう。(全員が参加しますから,家族会議を開くのもオススメです)

  1. 日にち,時間を決める
    家の規模や状況,人数や家族の都合などを踏まえて,日にちや時間を決めましょう。
  2. 掃除の箇所・種類分けを行う
    床や窓,キッチンや風呂など場所を一覧化し,雑巾がけやデッキブラシ洗いなど掃除の種類ごとで分けていきましょう。
  3. 担当を決める
    掃除の難易度などを考慮して,掃除内容や範囲の担当を決めていきましょう。
    高い場所や強い洗剤を使うなど,子どもが避けるべき内容は大人が担当しましょう。
  4. 準備物を一覧化する
    掃除の内容によって,どのような道具などが要るのかを掃除箇所一覧に加えていきましょう。家に在庫がない場合は,買い物リストを作成しましょう。
  5. 大掃除当日
    子どもに担当と内容を指示してもらい,家族全員が大掃除に参加です!
  6. 後片付け
    道具の片付けやゴミ捨てをして,気持ちよく終わりましょう。

3 わが家の課題と解決プロジェクト

さて,最後のステップは,ご家庭の課題解決のプロジェクトです。
楽しいイベントの計画は積極的に取り組みやすいのですが,課題を解決しようという計画や取組みは,仕事と同じように,概して難しいことが多いでしょう。しかしながら,課題を解決するという試みは,子どもにとってこれからの学習や学校生活においてもよい経験となると思われますので,ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

  1. 家族会議を開き,わが家の課題を拾い出す
    テーマを「わが家の課題」とする場合,自分自身が課題と感じていることでも構いませんが,家族にとっての課題も挙げます。つまり,本人には課題と感じていなくても,家族が困っているなら,課題と定義します。例えば,パパのタバコがけむたいので辞めてほしい,という意見が多ければ,課題とします。(パパにとっては辛いかもしれませんが…)なるべく一人の課題に偏らせず,また,課題は誰かに起因するものだけではないということなどに注意しましょう。課題は,紙に書きだしたり,付せんを使って並べるなどの方法で一覧化します。
  2. 課題の原因を探る
    列挙した課題については,その原因を考えてみます。なぜ課題なのか?課題を挙げた場合,それをすぐに解決しようとしがちですが,原因を探ることが大切です。
  3. 解決へ向けた方策を検討する
    課題の原因をはっきりさせたら,課題を解決するための方策を検討しましょう。例えば,2階の北側の部屋が寒い,という課題について,原因は「陽が当たらない」「暖房器具がない」「扉に隙間ができているため廊下の冷気が入りやすい」ということであれば,解決策は,「暖房器具を購入」「隙間をふさぐテープを付ける」といった具合となります。
  4. 取組目標を立てる
    課題を解決する方策を,実際に実現させるための目標を立てます。目標は,無理のない内容で,途中であきらめたり続かなくならないようなものにしましょう。例えば,パパ目標「体重5kg減」の場合,1ヶ月達成は難しいので,半年達成に設定するとか,週2回ジョギングするなど,取り組みやすく三日坊主にならないものにしましょう。
  5. 定期的に家族会議を開き,進捗状況を確認する
    設定した目標については,定期的に家族会議を開いて,状況を確認しましょう。取組みに問題が生じている場合は,そのつど見直しをすることも考えてみましょう。全体の進め方は子どもに任せますが,必要なアドバイスをしてあげましょう。

いかがでしたか?子どもにとってプロジェクトにチャレンジするというのは,アクティブ・ラーニングの一つでもあることから,子どもにとってとても貴重な経験にもなると思われます。また,ご家庭においても,子どもが積極的に家のことに関わるということは,将来自分が自活していくためのトレーニングにもなり,良い成長の機会とも言えるでしょう。慣れないことでもありますので,適度にアドバイスしながら,うまく進めることができたら,ほめることも大切です。ぜひ,子どもプロジェクト,子どもと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。