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子どものお小遣いの管理はどうする?かしこい計画のしかた

子どもにお小遣いをあげていますか?友達がもらっているからお小遣い欲しい,買いたいものがある,あるいは親の方から,お金を使う事を学ばせるためにお小遣い制を始めた,など,さまざまな動機やきっかけがあるでしょう。大人は欲しいものがあっても,収入や予算,貯蓄などを考えて買うかどうかを検討しますが,子どもにはそのような概念・考え方を身に着けていません。
では,お小遣いを上手に管理して,賢く使う事を学ばせるにはどのようにしたらいいでしょうか。ここでは,子どものお小遣いの管理や使う計画を上手に学ばせる方法について,ご紹介します。

1 未就学児(5~6歳)向け

未就学児の場合は,数の概念への理解がまだ難しい年齢です。1から100までの数字が言えるようになったら,おおよそ100円程度のお菓子や文房具などの購入と,それ以上のおもちゃなどの購入に分けて考えるといいでしょう。100円~1000円までのお菓子や文房具については,購入する頻度も考慮しながら,必要なものを都度判断して買うようにして,1000円を超える金額の使い方を中心に,学ばせましょう。

(1)お小遣いをあげるタイミングは?

この年齢では,毎月お小遣いをもらって,貯めていくという感覚は持ちにくいようです。いろいろなイベントに合わせて,まとめて渡す形をとるというのがよいでしょう。例えば,お年玉や誕生日,入卒園や進学などのイベントで,お祝い金として渡します。

(2)管理は?
この年齢では,自己管理は難しいと思われるので,実際には親が保管するか,お子さん名義の銀行に入金するかの方法となるでしょう。または,図書カードなどの金券という形もあるでしょう。
(3)使う計画はどう立てる?
子ども向け番組やCM,子ども向け雑誌などで知ったり,お店で見つけたりして,欲しいものがはっきりしてくる年齢でもあります。しかし,自分の欲しいものがあっても,それが高額であるかどうか,あるいは予算と比較して買えるのかなど,価値感覚はまだ持てていないため,ある程度大人がサポートする必要があります。例えば,お年玉で1万円あげるとします。その1万円で,一年間何を買ってどれだけ貯めるのかを,子どもと話し合います。もし子どもが以前から欲しいものがあれば,今年はそれを買って,残りは貯金しようか?とか,あともう一つ,絵本を買おうか?という風に,提案型の話し合いがよいでしょう。


2 小学生低学年以上

小学生低学年以上になると,千,万の単位までの概念が分かり,お金を使うことについて理解がしやすくなります。お小遣いの意義や使う計画などを理解しながら学ばせる効果が期待できます。

(1)お小遣いをあげるタイミングは?
お金の計算ができるようになるため,買いたいものの金額に達するまでお小遣いを貯める,という目標設定と実行ができるようになります。毎月一定額をあげる場合や,お手伝いなどのご褒美としてのお小遣い,お祝い金,お年玉などがあるでしょう。
ただし,毎月小遣い制とする場合は,金額について十分に検討すべきでしょう。毎月お金をもらうということは,毎月それだけのお金を使う事も可能となりますので,使い過ぎが懸念されます。年齢に応じてお小遣いの額を決めましょう。

(2)管理は?
1万円単位の大きな金額であれば,大人が預金するなど管理して,子どもが自分で買い物などができるようであれば,数千円程度であれば自分の財布で管理させるなどもいいでしょう。ただし,日頃出かける際は,大きな金額は持ち出さないよう気を付けた方がいいでしょう。

(3)使う計画は?
お金の使い方が理解できてくるので,使おうと思えばいくらでも使ってしまうかもしれません。欲しいものがおもちゃだけでなく,スポーツグッズや趣味の物など種類や範囲が広くなってきます。そうすると,自分が買いたいものの優先順位をつけなければならないでしょう。
例えば,お年玉のうち1万円について,今年一年で,これとこれ,という風に計画したり,毎月のお小遣いで何かを買うなら,4か月分貯めてから買おう,といった計画もあるでしょう。
これらの計画は,ある程度条件を大人が提示して,子どもが意思決定できるのではないでしょうか。

いかがでしたか?子どものお小遣いについては,その額やあげるタイミング,管理や使い方などに悩まれることがあるかもしれません。これらの一例を参考に,子どもが積極的に考える機会をもってみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?設置場所や用途に応じて,さまざまな暖房器具がありますので,ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。



叱ると怒るは違う?子どもに伝わる叱り方

親が子どものために環境を作る

育児をされているなら、子どもに対して、一度は叱ったことはありますよね?やってはダメなこと、危険なこと、いろんな理由で叱ることがあると思いますが、どんなふうに叱っていますか?どうしても怒りをぶつけてしまっていませんか?
育児をしていると、いろんなトラブルがあったり、ストレスに感じたりすることが多いですよね。親がイライラしてしまい、つい怒ってしまう。でも、本当に叱らなければならないとき、怒りをぶつけてしまっては、伝えたいことがなかなか伝わらないことも。ここでは、効果的に伝わる、子どもの叱り方について、まとめてみます。

 

1 「怒る」とは感情をぶつけること

とても大切なことですが、「怒る」というのは、親が子どもに対して、感情をぶつけていることにほかなりません。親が怒ることで子どもは驚き、おびえ、こわがるなど、それらの反応を示し、その場では従順な態度をとろうとします。そして親は、自分の言っていることを聞いたのだと理解します。
ところが、子どもは、注意を受けたということと同時に、抑圧や恐れなどの感情も持ってしまうことで、叱られた理由を考えるよりも、ただ「これをしたら怒られる」と学んでしまいます。
また、子どもは親から受けたことを覚え、自らが実行してしまいます。例えば自分の妹に対し、してはいけないことをしてしまった場合に、親がするように怒ってしまいます。またそれが間違いではないと学んでしまっているのです。


2 「叱る」とは、間違いを正すこと

本来、子どもを叱るのは、子どもがよくないこと、間違ったことをしてしまったときに、それを良くないことであるなどと理解させ、正しい方向を示すことです。
なお、この意味で言えば、「叱責」とは意味が異なってきます。「叱責」は、「叱る」という感じが含まれていますが、「しかりとがめること(広辞苑)」つまり責める・非難するという意味が含まれているからです。
しかし、とっさのことであったり、ストレスがたまっていたりすると、冷静になんて考えている余裕もなく、怒りを出してしまうことはありますよね。自分の気持ちや感情を出してしまう、避けようのないシチュエーションのようでもあります。
望ましい「叱る」とは、このような感情をむき出しにして叱るのではなく、あくまで冷静に行うことでしょう。

3 子どもに「怒ってはいけない」わけではない

子どもに対して、必ずしも怒ってはいけないわけではありません。
親としてだけではなく、一人の大人、家族として、気持ちを伝えることは場合によっては必要です。
その場合は、自分としての気持ちを伝えましょう。
例えば、「お母さんはこういうことをするのは嫌だな」というふうに、自分の考えとして述べることです。

4 怒らないためには

さて、なかなか難しいことではありますが、怒らずに叱るためにはどのようなコツがあるでしょうか。
いくつか例示してみます。

(1)腹が立った時、数秒数えてみる

腹が立てば、衝動的に感情を出してしまいがちですよね。しかしここで、数秒間、数を数えてみましょう。本では、6秒数えてみましょうなどと書かれています。いったん、数を数えることに神経を向け、わずかでも時間を置くことで、気持ちが落ち着く効果があります。

(2)相手の言動の理由を考えてみる

子どもがとっさに発言したことや行動に対して、感情的に怒るのは、相手の考えを否定してしまうことにつながってしまいます。まずは、なぜそんな言動をしたのかを理解しようという気持ちをもって、考えてみます。

(3)正しいことを伝えることを第一に考える

少し理屈的ですが、子どもに大切なことを理解してもらいたい、そのことを念頭に置いて、次の言葉を探してみましょう。

これらのことはいずれも、腹が立った時に冷静に考えるための方法だといえます。

5 まとめ

いかがでしたか?腹が立った時は、どうしても怒鳴ってしまったり、感情的に叱ってしまったりしますよね。かくいう筆者も経験がたくさんあります。でも、時には、上記の方法を試してみてはいかがでしょうか。筆者もうまくいくときもありますので、ぜひ、取り組んでみてください。



子どもの脳の発達に効果的な感性的教育ってなに?

子育ての中で,「感性豊かな子ども」という言葉をよく聞きませんか?幼稚園・保育園や小学校の教育理念や教育目標で見ることもありますし,親自身,自分の子どもを感性豊かな子どもに育てたい,と願うこともあるかもしれません。でも,この「感性」って,なんとなくは分かるけど,感性って何でしょうか?どうすれば感性が豊かになるでしょうか?ここでは,脳の発達に効果的な,感性的教育についてまとめてみます。

1 感性とは?

いきなり難しい題目となってしまいましたが,「感性」をうまく説明できますか?感性という言葉の意味は,例えば広辞苑によれば,「外界の刺激に応じて感覚・知覚を生ずる感覚器官の感受性」と定義されています。なんだか分かりづらいですね。簡単に言うと,『ものに対する感じ方』でしょうか。
例として,文部科学省の学習指導要領(言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】)によれば,「感性・情緒は,事象との関わりや他者との人間関係,所属する文化の中で感じたことを言葉にしたり,心のこもった言葉を交流したりすることによって一層育まれていくものである。そのような豊かな感性・情緒を通して,良好な人間関係を築くことにもつながる。」とあります。
これは言語に関することについて述べられていますが,言語一つをとっても,それにより,子どもの心の受け止め方は様々ではありますが,結果的に感性を育むことにつながるのでしょう。


2 感性的教育とは?

子どもが感性を育むために,どのような教育を行えばよいでしょうか。それでは次に,感性を育むための教育について、簡単にまとめてみます。

(1)心でどう感じるかを考える

ものに対して感じるのは心ですね。芸術や風景,言葉など,さまざまな「もの」に対してどう感じるかを考えると,例えば感動や感嘆,驚き,喜びなど,心を動かされることが,感性教育においてはとても大切であると思います。学校教育においても,感性教育の一環として美術,音楽などへの取組みが挙げられており,すばらしい作品に触れることによって,感性が育まれるでしょう。
なお「心を動かされる」対象については,必ずしも明るいイメージのものとは限りません。例えば,戦争の悲惨さを訴える映画やドキュメント,写真などを見たり聞いたりすることで,そういった歴史を学ぶとともに,悲惨な歴史を繰り返してはならないこと,平和を守っていかなければならないことを,自分自身で感じ取りながら,情感を高め,感性にも良い方向で影響を受けることにもなるでしょう。

(2)全ての感覚で感じる

感性を育むために必要な感覚は,美術,音楽などを鑑賞するような,つまり,「見る・聴く」だけではありません。触ったり、味わったり、香りをかいだりなど、全ての感覚で感じることが、感性に響くことにつながります。
例えば森林浴を挙げると、すがすがしい緑、水、空気など、目で見て、空気を肌で感じて、森林の香りを楽しむ、といったように、いろんな感覚で自然を感じ取ることができますよね。ものを感じ取るためには、あらゆる感覚が有効であるといえます。

(3)経験・体験する

感覚で感じるだけではなく、自らが経験・体験することも、感性を育むために有効です。
音楽を聴くだけでなく、演奏してみる。陶芸や工作なども、材質や工具に触れ、あるいは操作するなど、ものの感覚を感じ取ることができるだけでなく、指を細かく動かすため、脳の発達にとても有効です。

3 まとめ

いかがでしたか?感性を育むには、いろいろな方法があり、身近なところで実践できそうです。
ぜひお子さんと一緒に、いろんな経験・体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。