2016年 11月 の投稿一覧

ゲーム感覚!?自己管理教育をはじめよう

朝になったら子どもを起こし、学校に行く時間になったら「急ぎなさい!」とせかす。そんな日常が毎日続くとイヤになってしまいますよね。でもちょっと待ってください。これって当たり前なんでしょうか?子どもをせかしたり、指示することが少なくなれば親としても楽になるはず。まずはそこから見直してみませんか?親が子どもの自己管理を見守るコーチングについてご紹介いたします。

子どもの時間は子どものもの

まず認識を変えなければいけないのは、子どもの時間は親が管理するものではなく、子どもが自分で管理するものだということです。それを親子で認識しましょう。自発的に行動する子どもにするために、時間を守ることは自分のためであるということを理解させてあげましょう。

その一つの手法として、お父さん・お母さんは頼りないと思わせることも効果的です。毎日急ぎなさいとせかすよりも、一度遅刻して失敗させることにより、自分でなんとかしなければいけないと気付かせることもアリです。

時間マネジメントの指導は子どもに「早く!早く!」とせかすことではありません。子どもの中に自分のルールを確立させていくことに本質があります。

モンテッソーリ教育と自己管理

最近、将棋の藤井四段の子どもの頃の教育方針として話題になっている「モンテッソーリ教育」という言葉があります。モンテッソーリ教育は子どもの自発性に重きを置いた教育方針です。筆者はこのモンテッソーリ教育と自己管理教育は親和性があると考えています。親に求められるのは、子どもが自発性を持って行動を起こせるような環境づくりです。子どもの自発性の中に、自己管理という考え方をとりいれることによって、抑えつける教育ではなく、挑戦させる教育という視点に切り替える必要があるのではないでしょうか。
親が子どものために環境を作る

親がしなければいけないコーチング

では、子どもに自己管理をまかせっきりにして親は何もしなくてよいのでしょうか。そんなことはありません。親に求められるのはゆっくりと長い目で見守ってあげる姿勢です。すなわちコーチング力が求められます。子どもに計画を立てさせる際、たとえどんな内容であっても頭ごなしに否定してはいけません。まずはそれを受け入れ価値観を理解してあげましょう。その上でヒントを与えながら提案していくのです。「これだと宿題をやる時間がなくなっちゃうから、遊びの時間を少し減らしてみたら?」と言ったようなヒントにとどめ、子ども自身に決めさせることが大切です。

また、「勉強しなさい」「終わったの?」と他人事として指示をするのではなく、「一緒に勉強しよう!」と同じ目線に立ってあげることが大事です。子育て全般に通じることですが、常に「一緒に何かをやる」という姿勢を持つことが、子どものモチベーションにつながります。コーチングとは上から指示をすることではなく、本人と同じ目線で見守るという考え方が正しいように思われます。親は子どもの話を十分に聞き、相手が自ら気づくような質問をして自発的な行動を促すことに努めましょう。

 

自己管理は一生もの

こう考えると、今まで以上に手間がかかるのでは?そう思われる方も多いかと思います。実際、子どもの自己管理を手助けをすると、最初は大変かと思います。しかし長期的に考えると、自己管理能力は一生必要となるものです。子どものうちに自己管理能力をつけておかないと、中学生、高校生、大学生、社会人になっても親が朝起こしたり、せかさなければいけなくなるでしょう。そう考えると子どものためにも、親の労力のためにも、幼い頃に自己管理能力を身に着けさせることは必須と言えます。アメリカでは小学校から中学校まで一貫した自己管理教育を行うことにより、早期から子どもが自立しているようです。

以上のような考え方を元に、自己管理能力を高めるためのワークをいくつかご紹介いたします。日常の生活に時間への意識を取り入れる工夫をすることによって、ゲーム感覚で自己管理能力を高めていくことができます。自己管理教育という視点をぜひとりいれて工夫して見てください。

<参考資料>

本当に必要?習い事リテラシーを身につけよう

塾で勉強する子どものイメージ

子どもが育つにつれ、親が考え始めるのが習い事。日本は習い事大国と言われており、一人あたりの平均数は2~3個と言われています。 習い事にかける平均的な費用は一人あたりで1~2万円と言われています。

本当に、習い事は必要なのでしょうか?習い事だってお金がかかります。せっかくお金をかけるからには子どもにとって意味のあるものにしたいですよね。一度習い事について立ち止まって考えてみましょう。ここでは親が身にみけておくべき“習い事リテラシー”についてご説明いたします。

子どもにとっての貴重な「遊び」

子どもにとっては習い事よりも、親と遊ぶことのほうが基本的には楽しいものです。そして遊びは子どもの成長にとってとても大事なことなのです。親たちは、子どもの成長を考えて習い事を始めさせることも多いようです。しかし習い事をすることよりも自由に外遊びをすることのほうが子どもの成長にとって必要だと唱える専門家も数多くいます。脳科学的にもさまざまな遊びをすること、体験をすることが脳の発達を促しているということも説明されています。したがって習い事を始めるということは、このように貴重な遊びの時間を子どもから奪ってしまうことになるのです。

それにも関わらず習い事をさせるということは、やはり「親がさせたいから」になってしまうのです。その認識を持ちましょう。あくまで習い事はオプションの一つであるという認識を持ちましょう。

習い事をすることによるメリット・デメリット

子どもに安易に習い事を始めさせてしまうお父さんお母さんが多いですが、習い事のメリットとデメリットをしっかり考えておくことが大事です。まずはそのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

<メリット>

  • 日常生活では得られない新たな体験が得られる。
  • 将来の”引き出し“を増やすことができる。
  • コミュニケーション・友達が増える。

<デメリット>

  • 両親とふれあう時間を減らしてしまう。
  • 他の経験や遊びをする時間が減ってしまう。
  • 子どもにとってのストレスになり得る。

メリットは大きいものの、デメリットも無視できません。加えて費用面でも家計にとって大きな負担になることもあります。したがって習い事を始める際には、これらのデメリットをしっかりと考え、それでも始めさせる価値があるかどうかを判断する必要があります。まわりの親が始めさせているからといって無理に始める必要はありません。しっかりと子どもにとって本当に必要かどうかを考えましょう。

子どもがやりたいことが最優先

それでも習い事をさせたい!と思うお父さんお母さんも少なくないと思います。もし習い事をさせたいのであれば、まず、子どもの気持ちを優先することを考えましょう。

そして習い事の目的を考えましょう。目的が何になるかによって、始める習い事や、教わる教室、教わり方も異なってきます。

  • 子どもをプロにする。
  • 子どもに趣味を持たせる。
  • 将来子どもにとっての選択肢を与える。

たとえばプロにすることが目的であれば、英才教育をしているような教室のほうが良いです。また、教え方も小さな頃からピッチリと鍛えていくような指導法になるかと思います。子どもが大きく育つ可能性を秘めている一方で、スパルタのような厳しい教育により子どもにとって大きなストレスやトラウマになりかねません。また費用も趣味として習う場合よりも高くなりがちです。したがって、もし子どもをプロにする目的で習い事をさせたいのであれば親も子どもも強い覚悟を持つ必要があります。

日本の親は、子どもに習い事をさせることで安心感が得られる傾向にあるようですが、何のためにやるのかをしっかりと考えましょう。また習い事の教室にまかせっきりにするのではなく、親も常に子どもの成長を見守りながら一緒に習い事に向き合うことが大切です。

 

<参考資料>

早い方が得?外国語教育は0歳からはじめよう!

みなさんの中には、英語を話したいけどなかなか上達しない。そんな方も多いのではないでしょうか。外国語を学ぶには、とても長い時間と労力がかかるということはみなさんご承知のはずです。ネイティブの人たちはあんなにすらすら会話ができるのになぜ私たちはできないんだろう・・・。これにもちゃんと理由があるのです。ここでは外国語教育をする上で押さえておきたいポイントをご紹介します。

言語野と母国語

専門家の諸説によると、人間の脳の中の言語野(会話をつかさどる部分)は6歳前後で大体できあがります。この言語野が作られるまでに覚えた言語が、その人にとっての母国語になるのです。この時期までに覚えた言語と、この後に覚えた言語では、根本的に脳の使い方が異なってくると言います。母国語として覚えた言語の学習スピードは、その後も効率的になり、処理能力も高いといいます。中学校から英語を学び始めた日本人と、母国語として英語にふれてきたネイティブスピーカーは、根本的に脳の構造が異なるということになりますね。

 

赤ちゃんは音に敏感

以前の記事で、幼児教育には五感を使った経験が大事だということをお話しました。そして言語を学ぶという点で注目したいのが、聴力です。赤ちゃんのリスニング力にはすさまじいものがあります。私たち日本人がよく苦手と言われる「l」と「r」の発音の違いも、生まれたばかりの赤ちゃんには簡単に聞き分けられるのです。赤ちゃんの音情報の吸収力はとても優秀で、この時期にふれた言語の発音は将来容易に聞き取れるようになります。したがって、もし子どもに英語を学ばせたいのであれば、赤ちゃんの頃から音に重点を置いたトレーニングをすると効果的です。

 

幼児期の外国語教育の注意点

このように、幼児にとって音を使った外国語教育は効果的です。よく、「あまり早くから始めてしまうと混乱してしまうのではないか」と心配する声があがりますが、実際にそのような例はないと言います。ですが以下のことに注意しておきましょう。

  • 母国語を愛することを忘れないこと
  • カセットやラジオに頼りすぎず、ちゃんと声で語りかけること。

いくら英語を教えたいからといって、母国語である日本語を粗末にしてしまうのは良いことだとは言えません。普段はしっかりと日本語で話しかけ、赤ちゃんに接してあげましょう。また赤ちゃんはラジオやカセットテープなどの録音した音声よりも、肉声に敏感です。ネイティブの声を聴かせるために録音素材を使うのはやむを得ないと思いますが、それでも基本はちゃんと語りかけて外国語を教えることをわすれないようにしましょう。

 

幼児用の英語教室は限られている

筆者も子どもにために、幼児から通える英語教室を探しました。しかし、思っていたよりも幼児から入れる英会話教室はありません。有名なところだとミネルヴァやイーオンと言ったものがありますが、それでも多くの選択肢はありません。いくら幼児用の教室を開催していたとしても、先生の相性やテンション、そのような点で必ず体験受講をしてみましょう。たいていのクラスでは体験受講をやっています。

また英語教室に通っているからといって、英語教育が十分だと考えない方が良いでしょう。週1のクラスでも、子どもが英語に触れられる機会は週に30分~1時間だけです。やはり家で英語に多くふれることの方が筆者は大切だと考えます。たとえ英語教室に通い始めたとしても、家でその予習・復習をする中で、パパ・ママも一緒に子どもと英語にふれていくようにしましょう。